MASATOSHI SAKAEGI THE CROSS

2020年春に開催予定でいた本企画、ようやく開催の運びとなりました。
ご高覧いただけますと幸いです。



MASATOSHI SAKAEGI THE CROSS
陶磁器デザイナー 栄木正敏とゆかりのひとたち

会場:ノリタケの森ギャラリー・第1展示室(愛知県名古屋市西区則武新町3-1-36)
会期:2023年5月2日(火)~7日(日)
時間:10:00〜18:00 最終日16:00まで
主催:THE CROSS展開催委員会

出品者:栄木正敏、森正洋、會田雄亮、小松誠、長井千春、崔宰熏、井戸真伸、黒河兼吉、田上知之介、岡崎達也、酒井崇全
ギャラリートーク:外舘和子


陶磁器デザイナー・栄木正敏(1944-2019)は、愛知県瀬戸市を活動の拠点にして、量産陶磁器からアートピースまで数々の優れた作品を創り出し、国内外で活躍した。栄木が敬慕した森正洋(1927-2005)や會田雄亮(1931-2015)をはじめ、小松誠(1943-)ら栄木に影響を与えた人物もまた、日本の陶磁における歴史的に重要な人物として、その作品と功績が世界的に認められている。

栄木のもう一つの側面は、大学における芸術・デザイン教育である。1991年に就任した愛知県立芸術大学では、2009年までの19年間、デザインの思想と陶磁領域全般の深い知識や技術を惜しみなく伝え、多くの学生や産地で活動する若者たちに影響を与えた。栄木に師事した若者たちは現在、その姿勢を受け継ぎ各方面で活躍している。

本企画は、2019年に急逝した栄木正敏の遺作を中心に、栄木と「交差」してきた人物・作品を通して、陶磁領域におけるデザインの広がりとこれからの可能性を示そうとするものである。

THE CROSS展開催委員会